画像:株式会社ROBOZより引用
ドローンスクール運営などを手がける株式会社ROBOZは2025年5月28日、KDDIスマートドローン株式会社、株式会社システムファイブなど複数の事業体のもと、夜間かつ補助者なしの目視外飛行を行う、レベル3.5環境下で危険物である「ポータブル電源」を輸送する、日本初の実証実験の実施を発表しました。
ROBOZによると、実験は2025年5月30日の夜7時、恵那市上矢作町にて行われました。内容は航空法にて危険物として扱われるポータブル電源を、視認性の悪い夜間にもかかわらず補助者なしで、レベル3.5相当の目視外飛行を行うというもの。ドローンは中国DJI社の機体が選定され、道の駅上矢作ラ・フォーレ福寿の里~上矢作グラウンド約4kmを飛行する計画で行われました。
実験は小規模災害において地域が孤立した場合を想定し、通信機器の電源確保を目的により行われました。夜間被害時は迅速な電源供給が求められるため、ドローンによる夜間輸送が試みられたとのこと。また、全自動航行による無人飛行により、ドローンが無人で目的地に飛行・着陸する体制の構築も計画されました。これにより、ドローン事業者以外でも運搬物の取り外し、使用が可能になるなど、災害対応力の向上も期待されます。
参照【プレスリリース】日本初!レベル3.5飛行による補助者の配置をしない夜間飛行、目視外飛行、危険物輸送の同時実証実験を開催します|株式会社ROBOZ

