案内に多言語、柔軟な対応など光るロボット、夜間は警備業務も実証実験│牟岐町

画像:大成株式会社より引用

牟岐町(徳島)はこのほど、同町の町役場で人工知能(AI)を搭載したロボットによる案内や警備の実証実験を開始しました。

情報によると、今回の実験は四国の自治体として初めての取り組みです。導入されたのロボットは「ugo Pro」と呼ばれるロボットで、来庁者からの質問に応じて担当課を案内するほか、英語・中国語・韓国語など多言語での接遇を担うとのこと。事前に登録されたQ&Aに基づいた回答に加え、インターネットの情報をもとに柔軟に応答する機能も搭載することで、想定外の質問にも応じられるよう設計されています。実験中、さまざまな質問が寄せられましたが、地元の病院や飲食店の情報などを提供する場面も見られています。

「ugo Pro」は警備業務にも活用されています。夜間は庁舎1階を巡回し、扉の施錠や空調の切り忘れを確認している、とのこと。ドアノブや空調スイッチの画像を撮影し、日時とともに記録するなど、正確性にも優れています。町のデジタル推進課は、少子化による人員不足の中でも住民サービスの質を維持するため、AIロボットの導入を検討しています。同町は2年後に完成予定の新庁舎にて、本格的な活用を目指すとしています。

参照徳島 牟岐町 AI搭載ロボットが案内と警備業務行う実証実験|NHK NEWS WEB