ネスレ日本とT2、自動運転トラックで「ネスカフェ」輸送の実証開始

画像:ネスレ日本株式会社より引用

ネスレ日本株式会社は2025年12月10日、株式会社T2とともにT2が開発した自動運転トラックを活用し、高速道路上で「ネスカフェ」製品を輸送する実証実験の実施を発表しました。

同社によると実験の内容は、ドライバー搭乗下で自動運転トラックを使用し、姫路工場-千葉県野田市の物流拠点や神奈川県の物流拠点-兵庫県の物流拠点の経路上にある高速道路区間約430~450キロメートルを自動走行するという内容です。2025年12月~2026年8月までに計4回の行う予定とのこと。

ネスレ日本は本実証を通じて、自動運転トラックによる幹線輸送の走行ルートや所要時間、想定した運行オペレーションの有効性を検証するほか、低炭素燃料を用いた輸送の実用性についても確認する計画です。実証結果を踏まえ、レベル2自動運転トラックの商用運行への参画や、T2社が2027年度の開始を目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスへの参加も視野に入れている、とのこと。

両社は今回の実証を通じて、自動運転技術を活用した持続可能な物流モデルの確立を進め、将来にわたって安定した製品供給を実現する考えです。

参照ネスレ日本とT2、自動運転トラックによる輸送実証を開始。「ネスカフェ ゴールドブレンド」を届け続けるために、次世代の物流に挑戦|ネスレ日本株式会社