画像:ヤマハ発動機より引用
ヤマハ発動機は2025年6月5日、羽田タートルサービス(東京都大田区)、藤正自販と共に東京・羽田空港にて小型低速電動車「DIAPASON C310(ディアパソン)」による手荷物搬送を行う、実証実験を発表しました。
「DIAPASON C310」とは、ヤマハ発動機が展開する、最大時速約30キロメートルで走行可能な小型低速電動車です。実験では、荷台を手荷物輸送用に改装されたモデルが投入され、空港内で航空機と空港の間を結ぶ存在として活動が計画されています。実験期間は2025年6月9日~2025年9月30日で、プライベートジェットに関連する業務を担います。なお、得られたデータは、2026年下期に実用化を目指す量産機の開発に反映される予定です。
空港業務では現在、カーボンニュートラルの推進が行われています。従来、空港内の手荷物輸送にはガソリンや軽油を燃料とするトラックが用いられてきましたが、プライベートジェット利用者の荷物量は少なく、敷地内を大きく迂回するルートを通る必要があることから、エネルギー効率や輸送コストの関係によりディアパソンの実験が決まったとのこと。なお、ヤマハ発動機は都市部における低速電動車の実用性や導入効果について、検証を進める方針です。
参照ヤマハの低速EV「DIAPASON」が羽田空港で実証実験、プライベートジェットの手荷物輸送を電動化|Yahoo!ニュース

