自動運転のT2と日清食品、即席麵を実務配置で自動運転実証実験

画像:日清食品と T2、自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験を開始より引用

業務用自動運転車両などの手がける株式会社T2は2025年5月26日、日清食品株式会社と共同で、一部高速道路区間にて自動運転トラックによる即席麵の配送実験を行う旨、発表しました。

同社によると実験は2025年6月よりスタートします。取り組みは、関東と関西を結ぶ高速道路の一部区間において、レベル2の自動運転トラックにて即席麺の輸送を行うというもの。自動運転による軽量貨物輸送の実用性が初めて検証される形です。

実証実験の背景には、物流業界が直面する深刻なドライバー不足が強く影響しています。特に即席麵のような軽量貨物は重量的な限界記載量と体積的な積載量のギャップが大きく、効率的な積載が欠かせません。今回は実験用に少量置くというようなものでなく、標準規格を用いて、荷台容積を最大限に活かす輸送モデルの有効性も検証されます。なお、実験は2日間にわたって実施される予定とのこと。レベル2モデルでの実験であるため、トラックには常時ドライバーが搭乗します。

日清食品とT2は、2027年のレベル4自動運転による幹線輸送サービスの実現を目指して、今後も技術と実務の両面から準備を進めていくとしています。

参照日清食品と T2、自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験を開始|株式会社T2