ロボットに適した段ボール強度を実験測定│ロジスティード株式会社

画像:ロジスティード株式会社より引用

ロジスティード株式会社は2025年11月10日、ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会(RRI)のロボット利活用推進ワーキンググループ内に設置されたグループにおいて、ロボット荷役を想定した段ボールケースの天面強度を評価する実証実験を発表しました。

物流業界は現在、盛んにロボット導入の検討が進んでいます。しかし、現場のハードウェアは人間の作業者の活動を想定したものであるため、必ずしもロボット荷役の利用に適しているとは限りません。今回の実験対象となった段ボールもそのひとつで、段ボールの形状や強度などによりロボットの動作が制約され、作業効率の低下に直結するケースが見られています。

そこで同社らは、ロボット荷役で扱われる段ボールがどの程度の天面強度を持つべきかを検証し、ケース重量と上面はがれの発生との関連性の解明を進めています。結果をもとに、破損率の低減とロボットの効率的な稼働速度の両立を目指す、とのこと。得られたデータとロボットの機械能力や破損率との相関を実証的に確認する計画です。

同社は多様な協働を通じて物流課題の解決と新たな価値創出を進め、持続可能な社会の実現に貢献していくとしています。

参照ロボット荷役の導入促進に向けた段ボールケースの強度評価に関する実証実験を開始|ロジスティード株式会社