画像：PR TIMES(株式会社GA Robotics)より引用

株式会社GA Roboticsは2025年11月5日、同社が日本代理店を務める、中国UBTECH Robotics社の産業用ヒューマノイドロボット「Walker S2」について、2026年春ごろに国内販売を予定と発表しました。

Walker S2とは開発元のUBTECH Roboticsが正式発表したヒューマノイド（人型）のロボットです。製造業や物流、設備点検などの実作業を想定した機体で、人に近い運動性能と精密作業を両立する性能を有しています。独自OS「ROSA 2.6」による統合制御とAIエージェント「Prov AI」を組み合わせることで、立体視カメラを用いた形状認識やタスク計画、異常検知まで自律的に実行することが可能、とのこと。無人物料搬送や自動車検査・塗装支援、空調ガス漏れの点検など、さまざまな業務行動が期待されています。

さらに開発元UBTECH Robotics社は2025年11月に、Walker S2を数百台規模でクライアントに納入したとする動画をYouTubeで公開しています。二足歩行型ヒューマノイドとして世界初の大量納入と位置づけられます。複数のWalker S2が工場工程の模擬環境で運搬・検査動作を行う様子が映され、量産体制の進展を伺える内容です。

GA Roboticsの発表により、ヒューマノイドが産業DXを支える存在になる可能性が高まっています。

参照産業用ヒューマノイドロボット「Walker S2」― 製造現場に“人型の知能”を｜PR TIMES(株式会社GA Robotics)