画像:Tesla Optimusより引用
米国Tesla社のロボティクスアカウントであるTesla Optimusは2025年5月21日、同社が開発中のヒューマノイドロボット「Optimus(オプティマス)」の最新映像を現地時間の21日に公開しました。
Xにて公開されて映像には、オプティマスが人間のような動作を自然にこなす様子が収められています。オプティマスはデモ用に用意された舞台にて、ゴミ箱の蓋を開けてゴミ袋を捨てる動作や、ほうきと塵取りを使ってテーブルを掃除する姿を披露。さらにキッチンペーパーを手でちぎったり、料理をするように片手で鍋の中をかき混ぜるなどしたほか、ボタン操作やカーテンの開閉など細かな家事動作も行いました。
同社CEOのイーロン・マスク氏は、映像について「歴代最大の製品」とコメントしています。同社によると、一連の動作はすべてが単一の神経網によって制御されているもので、人間の動作を記録した映像を通じて学習することで、実現に至ったとの説明がされています。なお、オプティマスは従来は一人称の映像でしか学習できませんでしたが、今後、第三者視点での映像動作も学習可能になるとのこと。これにより、遂行できる作業は短期間で飛躍的に増加する見通しです。
なお、オプティマスは4年以内には年間100万台の生産体制に到達する計画です。

