画像:株式会社AVILENより引用
株式会社AVILEN2025年5月15日、京都市と連携し、AIを活用したAIボイスボットによる実証実験を開始したと発表しました。実験はAVILENと京都市が2023年に締結した協定に基づくもので、働き方改革支援の一環として実施されます。
実験の内容は、京都市内の家庭から直接クリーンセンターへ持ち込まれる「持込ごみ」に関する問い合わせ対応業務に、「AIボイスボット」を活用するというものです。従来は職員や委託先の従業員が業務を担っていましたが、これを一部AIに代替することで効率化を図るというものです。
中核的な技術提供は、AVILENのグループ会社でAIコールセンター技術に特化した株式会社LangCoreが担います。AIボイスボットによる対応の「精度」「速度」「自然さ」を基準に、実運用に適した性能が実現可能かどうかを京都市の庁内で内部検証。投資対効果の最大化を見据えた活用方法の検討支援が行われます。
実験の背景には、京都市内で顕著に目立つ、多様なニーズが影響しています。
同市では近年、外国人住民の増加や市民のライフスタイルの多様化に伴い、夜間対応や多言語対応のニーズが高まっていました。市ではこうした事情に柔軟な運用体制の構築が求められ今回、AI技術を導入検討が決定しました。
同社は今後、少子高齢化に伴う労働人口の減少や自治体財政の圧迫といった背景を踏まえ、自治体業務の合理化とDX推進に寄与するAIソリューションの提供をさらに拡充していく方針です。
参照AVILEN、京都市のAIによる働き方改革支援に向けて実証実験を開始|株式会社AVILEN

