自動運転接触事故の熊本市、事故後第二弾の公道走行実証実験

画像:熊本市より引用

熊本市が2025年4月14日より、運転手が乗車しない「自動運転レベル4」の実現を目指し、事故後第二弾となる自動運転バスによる公道走行実証実験を開始しています。

熊本市での自動運転実証実験は過去、路線バスとの接触事故が発生し、大きな話題を呼びました。事故は2025年1月30日に同市中央区にて前方を走行していた自動運転バスの後部にサイドミラーが接触し、窓ガラスが割れるというもの。乗員乗客あわせて約20人にけがを負うなどし、安全性の再検討に迫られていました。

今回の実証実験は、2025年3月に行われた実験に続く、市中心部の熊本城周辺での実験です。使用される車両は、「自動運転レベル2」相当のシステムを搭載し、基本的には自動で走行しますが、必要に応じてオペレーターも対応するというもの。また、自動運転の様子を可視化するため後部座席モニターを設置するなど、利用者の関心に応える工夫も取り入れられました。

熊本市の発表によると、実験は2025年4月14日~2025年5月31日が予定されています。市は2027年度までに運転手が乗車しない「自動運転レベル4」の実現を目指しています。

参照自動運転バスの実証運行について|熊本市