AI学習に総額500万円超の対価、noto株式会社が実証実験

画像:note株式会社より引用

メディアプラットフォーム事業などを展開するnote株式会社は2025年4月8日、コンテンツのAI学習の対価として総額約500万円を還元する実証実験について、1人あたり最大約40万円の還元と、1,200名以上のクリエイターの参加を発表しました。

同社が展開するサービス「note」は、文章や画像、音声、動画など多様なコンテンツをクリエイターが投稿し、ユーザーがそれを閲覧できるメディアプラットフォームです。サービス開始以来、個人と法人が混在するコミュニティとして成長を続け、2024年11月時点で会員数は893万人に到達。収益化モデルも備え、同時点で約5,107万件もの作品が投稿されています。

note社による実験は、参加者の作成したコンテンツをAI学習する対価として、総額500万円の還元を試みる内容です。同社によると約2週間の申込期間中、1,218名のクリエイターが参加を決定。コンテンツの構成や表現力、専門性などを考慮した独自アルゴリズムによって評価し、報酬の支払を行いました。なお、参加者からはAIとの共存関係や発展へ貢献について前向きなコメントも見られたとのこと。

同社は今後、noteはAI事業者や出版社、その他コンテンツホルダーとの連携を深めつつ、形を変え、実験と挑戦を続ける方針です。

参照AI学習でクリエイターに新たな収益の機会を提供。noteの実証実験に1,200名以上が参加し、総額500万円超を還元!|note株式会社