AIカメラクマ対策、ケーブルテレビ回線を活用し低コストでの運用期待│遠野テレビ

画像:岩手放送より引用

岩手県遠野市のケーブルテレビ会社・遠野テレビは2026年6月4日、AI機能を搭載したカメラでクマを検知し、関係機関などへ知らせるシステムの実証実験を始めました。

遠野テレビのシステムは、カメラ映像からAIがクマを識別し、警戒アラームを鳴らす仕組みで、検知した場所や時刻、撮影画像などの情報をスマートフォンやタブレットへ速やかに送信する仕組みです。AIやカメラを使ったクマ対策は全国的に行われていますが、同社では情報伝達に市内全域に整備されているケーブルテレビの通信網を活用することで、低コストでの運用を可能にしています。

実証実験の内容は、クマの出没が確認された市内の学校や観光地の駐車場など6か所にAIカメラを設置し、およそ3か月間にわたって検知精度を検証するというものです。遠野テレビは、学校や地域の人が集まる場所にカメラを設置することで、市民の安心安全につなげたい考えです。

同社は今後、システムで得られた情報をもとにドローンを飛ばして上空からクマを追い払うことや、出没の可能性があるエリアを予測する活用も想定しています。クマの出没が各地で課題となるなか、地域の通信インフラとAIを組み合わせた対策として、実用化に向けた検証が期待されます。

参照遠野市のケーブルテレビ会社がAI機能を搭載したカメラを使ってクマを検知するシステムを開発 実証実験行われる|岩手放送