Googleが「Gemini 2.0」発表、人間の助手のようにレポートする「Deep Research」も

画像:Googleより引用

米Googleは2024年12月11日、同社が提供しているAIモデル「Gemini」の次世代AIモデル「Gemini 2.0」を発表しました。

Googleによると「Gemini 2.0」は従来よりも高度な知的処理能力と、文章や画像、音声など複数の情報形式(マルチモーダル)を理解・活用できる点が特長です。「複雑な質問への対応」や「長文の文脈理解」に大きく強化が施され、ユーザーが求める調査や情報整理を、より自然かつ正確にサポートする役割が期待されます。

「Gemini 2.0」は新機能や新技術が多数搭載されたモデルですが、特に注目される機能のひとつがウェブコンテンツを学習しレポートとしてまとめる、「Deep Research」です。「Deep Research」は「Gemini Advanced」(月額約2,900円)で利用できる高度なリサーチツールで、ユーザーから与えられたテーマや課題に対して、必要な情報を整理し、長文のレポート作成まで代行するというもの。必要な情報を求めウェブコンテンツを彷徨うことなく、目的の情報を提供する情報整理アシスタントのような役割が期待されます。

なお、Googleは「Gemini 2.0」の発表に前後し、AIエージェント搭載「メガネ型デバイス」の試作品やプロンプトなしで画像を生成できるAI「Whisk」など、新技術を続々と公表しています。

参照Gemini 2.0: エージェント時代に向けた新しい AI モデル