スマホの上に装着するだけで本格的な眼科健診、株式会社OUIの「Smart Eye Camera(SEC)」

画像:OUI Inc. (株式会社OUI)より引用

株式会社OUIは2024年6月24日、同社が提供する眼科診察用の医療機器「Smart Eye Camera(SEC)」を活用した遠隔眼科健診を、山梨県立盲学校にて実施しました。

同社による実験は、山梨県の先進技術スタートアップ支援事業「第6期TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」の一環として、盲学校で遠隔眼科健診を行うものです。実験の中核を担うのは同社が眼科診察用に展開するアタッチメント型の医療機器「Smart Eye Camera(SEC)」。スマートフォンの上から装着するだけでスリット光や白色拡散光、青色拡散光など、遠隔眼科診察に必要なモードを実行可能。実験現場となった山梨県立盲学校では、眼科医がSECを活用し、盲学校の検診を行いました。

日本の地域医療は近い将来、深刻な人手不足に直面すると言われています。各自治体は対応のため、医療カーやIoT、専門知識を持つ看護師を活用した遠隔診療を進めていますが、とりわけ診察や健診に専門的な機材を必要とする眼科においては、医療サービスの品質確保が課題となっていました。同社は医療スタッフとSECを通して、都市部に住む眼科医の遠隔診断を実現。医療過疎地域における眼科医療の提供を目指すとしています。

参照山梨県立盲学校で、SECを使った眼科検診の実証を実施!