大田区、アバター遠隔ロボで1人が複数拠点を担当の実証実験

画像:大田区より引用

大田区(東京)は2025年9月25日、ローカル5Gやアバター技術など次世代技術を活用した「遠隔区民サービス」の実証実験の開始を発表しました。

大田区の実験は遠隔操作により稼働するアバターロボットを活用し、1人の職員が複数の拠点で案内業務を行おう、というものです。区役所本庁舎や千束特別出張所といった地理的に離れた場所でも遠隔対応することで、業務の効率化が期待されます。投入されたのavatarin株式会社が開発した「newme(ニューミー)」と呼ばれる多言語対応の機体です。言語的な障壁の解消にも期待が寄せられています。

実験は、2025年10月20日~2025年11月14日が予定されています。ロボットの遠隔案内や多言語対応の有効性はこれまでの実験でも確認されており、2025年度は一拠点から複数の拠点にサービスを広げる可能性が検討されます。大田区はデジタル技術を活用した次世代の窓口サービスの可能性をさらに拡大する狙いです。

参照【プレスリリース】ローカル5Gとアバター技術を活用した「遠隔区民サービス」の実証実験を行います!~昨年度の取り組みを発展させ、区内複数拠点への遠隔サービスを検証します~|大田区