アルプスアルパイン、独自の検出技術で年齢確認商品の販売効率化実証実験

画像:アルプスアルパイン株式会社より引用

アルプスアルパイン株式会社は2025年5月12日、JR東日本クロスステーションの協力のもと、NewDaysサウスゲート新宿店でタバコセルフ販売商品棚のピックアップ検知と通知を行う新システムの実証実験を開始しました。

同社による取り組みは、セルフレジの普及が進む中で課題となっている年齢確認付き商品の販売効率化を目指したものです。従来、タバコはレジ後ろに陳列され、スタッフが手渡しする方式が一般的だったが、セルフレジではスタッフ対応が不可欠なため、よりスムーズな仕組みが求められていました。

同社が行う実証は、独自の高感度静電検出技術により、センサーが客の取り出し動作や位置を高精度で検知し、従業員に対応を要請するというものです。センサーによる情報はリアルタイムでスタッフ端末に通知あれ、他業務中でも購入を把握できるようにしているとのこと。既存の棚に後付けできる設計で、大がかりな改修を必要とせず幅広い店舗で導入可能な点も特徴です。

同社は今回の知見を活かし、酒類や医薬品など他の年齢確認が必要な商品の販売にも応用を検討する方針です。また、検知精度や通知機能を高め、小売業全般に展開することで、安全かつ効率的なセルフ販売環境の実現を目指しています。

参照セルフ販売商品棚ピックアップ検知&通知の実証実験を開始|アルプスアルパイン株式会社