画像:株式会社リビングロボットより引用
株式会社リビングロボットは2025年9月30日、ミツカングループが運営する体験型博物館「MIZKAN MUSEUM」(愛知県半田市)で、国内初となる完全自動のロボットガイドツアーの導入を発表しました。
説明によると、同社はインキュビオン社と連携し、temi USA社製の自立移動型ロボット「Temi V3」をベースに、展示解説と連動する仕組みや無人で安定稼働できるシステムを構築しました。同社はロボット本体の改良や館内環境の整備、運用シナリオの調整を行い、現場で継続的に利用できるロボットソリューションを提供しています。
導入されたロボットは、館内「大地の蔵」エリアで酢づくりの歴史や展示の見どころを約15分にわたり解説します。1時間に4回、定時開始時刻に合わせて自動的に案内を行うっていますが、来館者からは「案内が面白い」「かわいらしい」といった反応が得られているとのこと。また、スタッフからも業務負担軽減に役立つと評価されています。
リビングロボットは今回の取り組みを、実証実験から社会実装に至った成功例と位置づけています。今後は博物館や商業施設など多様な場面に展開し、持続可能な運営と新しい来館体験を支える「使えるロボットソリューション」の普及に取り組む方針を示しました。
参照完全自動のロボットガイドツアー、国内初の本格導入|株式会社リビングロボット

