自治体向けAI業務支援サービスに生成AIの追加リリースが決定│アイネス

画像:株式会社アイネスより引用

株式会社アイネスは2024年4月30日、同社が自治体向けに提供している相談業務支援サービス「AI相談パートナー」に生成AIを活用した機能を実装し、2024年7月に正式リリースすると発表しました。

生成AI機能は、神奈川県横須賀市協力のもとに実施した実験において、相談業務の効率化と住民サービスの向上が確認されたことにより導入されます。アイネス社によると、同社と横須賀市が2023年9月~2024年3月にかけ行政文章の作成実験を行ったところ、記録作成の時間短縮と情報管理の精度向上において、記録作成時間が平均25%から最大で80%の短縮を確認。生成された文章には平均4.3カ所の修正箇所が見つかるものの、ほとんどが軽微な修正で実用に耐えうる可能性が示されました。

アイネス社はまた、ユーザーの反応も肯定的であったことも明かしています。同社によると、実験に参加した職員からは「箇条書きで完結に整理され記載されていて読みやすい」、「かなりの精度で要約されており、過不足なく、適切な記録であると思われる。」など肯定的なフィードバックが得られたとのこと。業務効率性や精度だけでなく、現場受容性の高さも示された形です。

アインス社は今後、AI機能を含む「AI相談パートナー」のさらなる機能強化により、サービスの拡大推進を目指すとしています。

参照「AI相談パートナー」に生成AI機能を追加し7月にリリース