3千平方メートルのかんきつ園地も20分で散布完了のドローン実験│松山市

画像:松山市より引用

愛媛県松山市は2024年5月13日、市内の主要農業のひとつである、かんきつ園地において、ドローンによる農薬空中散布実証実験を実施しました。

説明によると、浅海本谷地区のかんきつ畑にて、松山市が主体となって実施しました。実験に用いられたドローンは約20リットルもの農薬を空中運搬できるモデルで、3千平方メートルもの畑なら約20分で散布完了する能力を備えています。また、人工知能によるルート設定にも対応しており、事前の設定により離発着以外を自動化することも可能です。

実験には付近の農家など約40名が集まり行われました。広大な畑に高速で散布するスピード感を前にして、参加者のなかには、肯定的に評価する意見もありました。松山市は今後、別の2つの地区でも実施を予定。農業業界で懸念される人手不足問題に対し、取り組みを進めるとしています。

参照かんきつ園地の傾斜地で、ドローンを使って初めて薬剤散布の実証実験を行い、農業DXを推し進めます