NTTコミュニケーションズら、高松市でマイクロモビリティ実証実験

画像:NTTコミュニケーションズ株式会社より引用

NTTコミュニケーションズ株式会社は2023年12月8日、高松市牟礼庵治商工会や高松琴平電気鉄道、トヨタカローラ香川などと共に、高松市牟礼・庵治エリアにマイクロモビリティを設置する実証実験を開始しました。

NTTコミュニケーションズによると、実験は人口減少や高齢化など社会的問題に伴う公共インフラの利用減少への対応を目的としたものです。既存の交通手段と比較し人件費や維持費に優れる新たな公共的交通手段として、マイクロモビリティの可能性を探るとともに、地域活性化や観光DXに寄与することを目指すとのこと。

実験内容は、八栗駅にて、マイクロモビリティを一般利用者向けに提供するというものです。提供モビリティはトヨタの1人乗りモビリティ「C-walk S」、「C-walk T」や3人乗りの「EQV-CAMP」を採用。いずれもEVバッテリーで稼働し、安全な走行のためのアナウンスや位置情報に基づく観光案内を提供することが可能とのこと。多言語にも対応しており、地域住民の日常の足としてはもちろん、観光客の周遊への活用も期待される作りです。

NTTコミュニケーションズによると、実験は2023年12月9日~2023年12月15日にかけて実施する予定です。利用料金は1時間あたり1,000円。得られたデータはサービスの品質向上に活用されるものと見られます。

参照高松市の牟礼・庵治エリアにおいてマイクロモビリティを活用して地域の移動サービスの高度化をめざす実証実験を開始