福岡市は2023年12月8日、物損事故により中止してた自動運転バスによる公道走行実験の再開を発表しました。
対象となる実験は、福岡市が先進的なまちづくりを目指す「Fukuoka Smart East」の⼀環として、公道走行を行っていたものです。車両はエストニア製の自動運転バス「ミカ」が採用され、JR箱崎駅や医療施設、商業施設など都市区間約1.8kmを走行するというものでしたが2023年11月25日、箱崎駅周辺の乗降場所付近合流線にて、前方の車の後ろからきたタクシーと接触事故が発生。交通事故により一時見合わせとなっていました。
福岡市は2023年12月8日、自動運転バスの運行再開を発表しました。
市によると、事故現場付近の乗降場所は人工知能が予測しにくく、運行管理者による後方確認する難しい場所であったと判断。福岡市はこのため、乗降場所を後方7mに移動し、本線合流に余裕を持たせる再発防止策を決定。さらに運行責任者に加えてスタッフを1名配置し、監視態勢の強化する対策を公表しました。
福岡市によると、実験は2023年12月14日まで実施予定です。
参照福岡市などの自動運転バス実証実験 安全対策強化し運行再開
参照市長会見/福岡市