画像:PR TIMES(小田急電鉄株式会社)より引用
小田急電鉄株式会社は2025年10月10日、川崎市とともにごみ収集車の運行管理を支援するシステム「WOOMS(ウームス)」を活用し、ごみ分別率の向上を目的とした実証実験を開始すると発表しました。
同社によると、WOOMSとは、GPS機能付きタブレットを活用するクラウド型のごみ収集サポートシステムです。収集ルート作成やナビゲーション、収集状況の共有、現場写真の位置情報付き共有などが可能であり、ドライバーの運転データを可視化することで、作業効率や安全性の向上を図ります。
実証は川崎市高津区と宮前区の約1万5,000か所を対象に、40台の収集車を用いて12月13日まで実施されます。収集時にプラスチック製容器包装の混入が確認された場合、職員がWOOMSで位置情報と状況を記録し、地域特性を分析することが可能です。さらに、段ボールなどの古紙を効率的に回収する仕組みも検証します。
川崎市は実証フィールドの提供やデータ分析を担当し、小田急電鉄はシステム資機材を無償提供する。実証終了後は、収集データや職員アンケートをもとに導入効果や課題を検証し、今後の運用方針を検討する予定です。
参照川崎市と連携、ごみ分別率の向上をテーマとした実証実験を開始|PR TIMES(小田急電鉄株式会社)

