天理市でAI乗り合いバスの実証実験、将来的には正式導入も検討

画像:天理市より引用

奈良県天理市は2023年12月1日、奈良トヨタグループとともに人工知能を搭載した乗合自動車によるお公共交通サービス「チョイソコてんり」の実証実験を発表しました。

天理市によると、「チョイソコてんり」はトヨタの「ケイレツ」である、アイシン社が開発したサービスです。ユーザーが乗車のために電話やインターネットで予約すると、AIが現在地や他の予約等を勘案し最適な経路を算出。通常のバスより効率的で待機時間の短いルートで走行するというものです。

「チョイソコてんり」は、主に鉄道やバスなど既存の交通網が不十分なエリアにて展開される予定です。投入されるのはワゴン車3台で、市内109箇所の停留所から指定の目的地への移動が可能とのこと。運行日は2023年12月28日までの平日で、将来的にはデマンドタクシーやコミュニティバスなどを廃止し、公共交通の一本化も検討するとしています。

参照AIデマンド「チョイソコてんり」実証実験を行います