駅構内の効率化や省人化目指しロボット実験│東海旅客鉄道株式会社

画像:東海旅客鉄道株式会社(JR東海)より引用

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は2025年10月10日b、名古屋駅構内で自動搬送ロボットの実証試験を実施すると発表しました。

JR東海によると、今回の実験は名古屋駅のコンコース内で、荷物を載せた台車を牽引する試作機を営業時間中に走行させ、ロボットの動きが乗客の移動に与える影響を評価する、というものです。走行時には係員が付き添い、安全性を確保したうえで、ロボットに搭載された360度カメラによる映像撮影や、天井設置のセンサーによる人の流れの点群データ収集が行う、とのこと。これらのデータは、共同研究先である東海国立大学機構名古屋大学に提供され、検証目的に使用されます。実験期間は2025年10月20日~2026年3月31日が予定されています。

同社は駅構内の業務効率化や省人化を進めており、2025年7月には「混雑する駅での自動搬送ロボット活用に向けた技術開発」を公表していました。今回の試験はその実用化に向けた検証段階となる試みで、将来的に駅構内でのロジスティクスを自動化し、混雑環境下でも快適で効率的な駅運営を実現することを目指しています。

参照自動搬送ロボット活用に向けた名古屋駅における実証試験について|東海旅客鉄道株式会社(JR東海)