画像:福岡市より引用
福岡市(福岡)は2025年10月25日、スマホカメラで撮影した物品をAIが判定し分別を支援する「プラスチック分別サービス」の実証実験を発表しました。
実証の内容は、市民向けにAIが品目を自動判定する「分別区分判定サービス」を提供し、AIによる分別の精度を検証するというものです。利用者が二次元コードを読み取り、利用規約に同意したうえでスマートフォンカメラを起動すると、撮影またはテキスト入力によって分別区分を確認できます。福岡市は公表時点で「AIが生成する結果については信頼性や正確性を保証しない」としていますが、利用者からの評価や意見を基に精度向上を目指すとしています。
福岡市では、燃えるごみとして焼却処分していたプラスチックを資源として分別し、再生プラスチック原料へのリサイクルを試みています。焼却時に比べて約5割のCO₂削減効果が見込まれ、年間換算では、みずほペイペイドーム約820個分の森林が吸収するCO₂量に相当する削減効果が期待できるとのこと。実証実験は2026年2月28日まで実施され、市民のフィードバックを活かし、分別区分追加に伴う負担軽減や利便性の向上に取り組む方針です。
参照「AIを活用したプラスチック分別サービス」に係る実証実験について|福岡市





