画像:GMOメイクショップ株式会社より引用
GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社はこのほど、香川県坂出市の王越町にて2023年11月1日より「生成AIによる対話型コーマス」を高齢者の買い物支援に活用する実証実験を開始すると明らかにしました。
同社が明かしたところによると、実験はKBN株式会社、坂出市、坂出商工会議所と共に実施するものです。投入する「対話型コーマス」は米国OpenAI社のChatGPTのAPIを開発アプリに取り入れた、よくあるタイプのものですが、同社らはこれを高齢者の買い物支援に利用するというアイデアを検証する予定です。
説明によると、実際に投入されるのは複雑な操作を必要としない音声対話型のオンラインショッピングシステムです。想定ユーザーである高齢者がタブレット端末に話しかけると必要な食材や商品を提案する機能を持っています。オリジナルのGPTに「ラーメンを食べるためにスーパーで何をかえばいいですか」と相談すると、麺やスープ、トッピングに香辛料などの提案を受けられます。
同社らは実施の背景として、深刻化する高齢化社会を挙げています。坂出市では高齢化率が全国平均を上回っており、特に実施現場である王越町では高齢化率が61.1%となっているとのこと。音声による自然な対話でオンラインショップを可能にする同システムには、買い物弱者問題解決の一助としての成果が期待されています。
参照GMOメイクショップ、国内初「生成AIによる対話型コマース」を利用した高齢者の買い物支援の実証実験を開始~買い物弱者問題の解決に向け、香川県坂出市、坂出商工会議所、KBNと連携~

