短時間で広対応、高効率のAIオンデマンドバス、射水市が実証実験

画像:射水市より引用

富山県射水市は2023年10月2日より、決まった経路を持たないAIオンデマンドバス「のるーと射水」の市民参加型実証実験を開始しました。

「のるーと射水」は、時刻表や固定の運行ルートが存在しない新しい形の乗り合いバスです。ユーザーSNSなどで指定した予約情報に基づき、人工知能が地図情報や路面情報を勘案した最適な走行ルートを作成。ドライバーはこれに従い走行することで、従来の路線バスと比較して省エネルギー、低遅延、高効率での運行が期待されています。

射水市によると、市ではこれまで定時定路線の「きときとバス」が17路線運行していましたが、運行間隔や移動時間の長さやルートについては問題点の指摘されていました。その点、「のるーと射水」は24時間予約可能でありながら、乗り降りの場所も対応範囲内で自由に指定できるとのこと。

射水市は実験で効率的な運行本数や方法を検証しながら、2024年3月下旬をめどに本格実施を検討するとしています。

参照AIオンデマンドバス「のるーと」射水エリア