画像:Biodata Bank株式会社より引用
Biodata Bank株式会社は2023年8月2日、建設RXコンソーシアム・市販ツール活用分科会/バイタルセンサWGの取り組みの一環としてシャープ株式会社と共同で同社開発の「熱中対策ウォッチ カナリア(以下、カナリア)」等を活用した熱中症対策実証実験を、ゼネコン4社の現場で実施すると明らかにしました。
同社によると、「熱中対策ウォッチ カナリア」は着用者のバイタルサインをリアルタイムで計測し、管理するためのデバイスです。表面を伝わる熱の動きをアルゴリズムで解析し、熱中症リスクを判定するというもので、1分ごとに体温を測定する機能も備えています。データを元に休憩が必要なタイミングをアラームやLEDで伝達することで、健康管理の効率化が期待されています。
同社による実験はゼネコン4社が関与する首都圏8現場・その他地域3現場の合計11現場を予定しています。実験はBiodata Bank社が建設RXコンソーシアムに提案したことにより実現したもので、4社は賛同企業とのこと。建設現場は温暖化や労働環境の変化の影響で健康管理、生産性の向上が強く求められており、実験の成果が期待されます。
参照建設RXコンソーシアムにて、ゼネコン4社との実証実験を開始しました。

