登山地図アプリで噴火警報、長野県が実証実験

画像:長野県より引用

長野県は2023年8月2日、県内の活火山である御嶽山(おんたけさん)を対象にした火山情報配信アプリを検証するため、登山者参加型の実証実験を開始しました。

長野県によると、対象となるのは株式会社ヤマレコが開発した登山地図アプリ「ヤマレコ」に気象庁から発表される火山情報を配信するというものです。対象となるのは長野県内にある御嶽山の登山客のうち実験参加に同意した人で、2023年8月5日~2023年10月9日にかけ、関連する噴火警報、噴火レベル、臨時解説、噴火速報の4種およびテスト警報を配信するとしています。

御嶽山は長野県と岐阜県をまたがる活火山のひとつです。2014年には戦後最悪とも言われる噴火を起こし、多数の火山性地震や火砕流、火山灰とともに50名を超える犠牲者を出しました。災害時の迅速な避難行動は犠牲を最小限に抑える術です。長野県は実験を通して有用性を検証するとしています。

参照登山地図アプリを活用し火山情報を配信する登山者参加型の実証実験を実施します