海岸監視ドローンで遊泳客を守る、国際航業株式会社が実証実験

画像:国際航業株式会社より引用

国際航業株式会社は2023年7月20日、白浜大浜海岸(静岡県下田市)にてドローンによる海水浴場の安全監視実証実験を開始すると発表しました。

下田市は伊豆半島南東部に位置する海水浴場で知られている地域です。同社によると、下田市には多数の海水浴場がありますが、過疎地域という事情もありライフセーバー不足など安全対策に課題を抱えてきました。

同社による実験は、カメラとスピーカーを搭載したドローンによる遠隔監視です。白浜大浜海岸の遊泳エリア付近を往復飛行するというもので、遠隔監視により得られた情報をもとに遊泳客に注意を促したり、情報共有によるライフセーバーとの連携などで、安全対策を図るとのこと。なお、飛行は法改正を受けレベル4環境(有人地帯での目視外飛行)で実施するとしています。

同社は2022年度も同様の実験をしています。

ただし、2022年度は冬の閑散期に実施したものであるのに対して、2023年度は7月19日、8月15日および9月5日と繁忙期が対象とのこと。同社は実験結果を検証し、社会実装を検討するものと見られます。

参照国際航業、「ドローンを活用した海水浴場の安全監視の実現に向けた実証実験」に今年度も参画