画像:株式会社トリプルアイズより引用
ITベンチャーの株式会社トリプルアイズは2023年4月26日、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザーとともに太陽光パネル関連設備の盗難防止を目的とした、AIカメラサービスの実証実験を開始すると明らかにしました。
エネルギーコストの増大に伴い、太陽光パネルによる電力確保は個人・法人共に急増しています。ところが、太陽光パネルの送電に使用する銅線ケーブルは非常に高い価値を持つため、全国的に盗難被害が続発・急増しています。
両社が実施するのは一連の盗難行為から太陽光パネルを守るため、AIを搭載したカメラによる盗難防止ソリューションです。
トリプルアイズ社によると、実験に導入される監視カメラは人工知能とクラウドストレージの連携による、自動監視、通報機能を備えています。カメラ映像には草木の揺れから動物の横断など不審な行為以外の動的映像も多数記録されますが、AIはこれらを識別し、ヒトの侵入など不審行為のみ検出。さらにカメラの性能自体も高く、死角のない広角範囲を確保しつつ、夜間でも昼間のような映像品質を維持しているとのこと。
なお、検出された映像はクラウドを通してIoTサイレンシステムと連携しており、不審行為を自動で通報する機能を備えているとのことです。
太陽光パネルは通常、地方かつ屋外に設置されるため、店舗などに比べて盗難防止が困難という課題がありました。AI盗難防止サービスの充実による解決が期待されます。
参照太陽光発電施設での盗難対策にAI監視カメラを活用――トリプルアイズとJIAがセキュリティソリューションの実証実験開始