大阪市高速電気軌道株式会社(大阪メトロ)は2022年4月6日、舞洲スポーツアイランド構内の実証実験会場にて、自動運転技術レベル4相当の機能を搭載した自動運転バス「NAVYA ARMA」など複数の次世代モビリティの実証実験を発表しました。
大阪メトロによれば、実験は2025年開催予定の大阪万博を見据えたもので、次世代交通管制システムの提供を目的として行うもの。会場では技術レベル4相当の自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ・アルマ)」や小型自動走行モビリティ「iino(イーノ)」に加え、追従型モビリティ「PiiMo(ピーモ)」および電動キックボードなど合計7車種が登場し、その様子を公開しました。
大阪メトロは、実験を通じて複数のモビリティが相互に連携し、長距離移動からラストワンマイルに至るまでの交通サービスを提供する「都市型MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」の実現を目指すと説明。安全面と効率化を重点的に検証するとしています。
万博まで3年、完成度に期待
今回の情報は報道機関向けに大阪メトロが公開した情報ですが、同社は2022年4月16日~2022年4月26日にかけて、一般利用者の体験試乗会も開催する予定です。
会場内にはさまざまなモビリティが行きかいますが、いずれも障害物認識機能を備えているため、信号や歩行者を正確に認識し、必要に応じて制御するとのこと。同社は2025年開催予定の万博に向けて開発や実験を続ける予定で、万博においては相当な完成度が期待されます。
参照:Osaka Metroら、レベル4を見据えた実証実験–万博に向けて7車種21台のモビリティを運用/Yahoo!ニュース