日本郵便、年賀状配送に自動走行ロボットを試験導入

画像:日本経済新聞より引用

日本郵便は2022年1月1日、年賀状発祥の地とされる東京都中央区の日本橋郵便局にて、年賀ハガキ配送前の出発式を開催しました。

日本郵便は今回の出発式にて、ZMP社の自動走行型の配送ロボット「デリロ」の配送試験を実施しています。デリロは出発式終了後、30名の配送員とともに日本橋郵便局ほど近い洋食店「たいめいけん」までの区間を走行。

出迎えた、たいめいけん社長に年賀ハガキを配送しました。

人手不足解消の解決策

郵便局がロボット配送を進める主な要因は、配達員の不足です。

2022年の年賀はがきの発行枚数は前年同期比6%減で、元旦配送枚数も約11%の10億3千万通と減少しています。しかし、物流業界全体で見ると配送物は増加傾向にある反面人員確保が課題となり、DXやロボティクスの導入による効率化・合理化が強く望まれている業界です。

日本郵便も将来的にはロボット配送を展開する計画で、道路の規制緩和などを契機に導入を進めるものと見られます。

参照年賀状、いざ新春の街へ ロボット配達実験も