画像:横浜市より引用
横浜市は2021年6月8日、将来的な脱炭素化に向けた取り組みの一環として、株式会社 e-Mobility Powerとともに同市青葉区の公道上にEV車両充電ステーションを設置しました。
横浜市によると、EV車の充電ステーションを公道上に設置した例は過去になく、同市の取り組みが全国初の事例になるとのこと。設置場所は本来駐車禁止のエリアですが、充電ステーションは県警から特別の許可を得ており、30分を限度に駐車が認められるとのことです。
横浜市は2023年3月まで実証実験を継続する予定です。市は実証実験を通じて充電器を設置する際の課題や有用性を検証したいとしています。
空地の少ない都市部対応、公道に設置し実験を
欧米に比べると緩やかですが、実は国内においてもEV車両の普及は進んでいます。
横浜市によると、現時点で市内には4,000台ものEV車両が登録されているほか、850箇所に充電ステーションが設置されています。しかし、横浜市のような都市部においては空地が少なく、充電ステーションの拡充が難しい状況です。
今回の市の取り組みは、こうした状況を打開する意味も含まれています。充電ステーションを公道上に設置できれば都市部においても十分な拠点を確保できるため、さらにEV車両の普及が進む可能性があるものと見られます。
参照国内初! EV 充電器の公道設置に関する実証実験を開始します