画像:コニカミノルタ株式会社より引用
青森県八戸市はこのほど、言語の壁により市民サービスを利用できずにいる外国人に対応するため、人工知能を搭載したタブレット端末の導入を決定しました。
背景には、市内における外国人人口の増加があります。
八戸市では技能習得を目的とした実習生らが急増しており、ここ4年間では3割以上増加している状況とのこと。一方で、言語が多様化し、十分にサービスをできない状態が懸念されていました。
人工知能搭載で30言語以上に対応
今回八戸市が導入した端末は、日本の電機メーカーであるコニカミノルタ製のタブレット端末です。
端末には人工知能が搭載され、30言語以上の音声翻訳に対応しているとのこと。また、端末にはオペレーターを呼び出し遠隔翻訳する機能も備えているため、機械翻訳で対応しきれない場合も、市庁舎でコミュニケーションを取ることが可能です。
八戸市は導入について、「躊躇していた方にも相談も気軽にしてほしい」とコメント。サービスの利用を呼びかけました。