画像:日本英語検定協会より引用
オンライン試験関連サービスなど教育関係ビジネスのスタートアップ企業「株式会社EduLab(エデュラボ)」はこのほど、同社が開発した不正受験防止システムについて、2021年実施予定の日本英語検定協会が実施する英検オンライン試験に導入される見通しを、日経新聞メディアを通じて明らかにしました。
エデュラボ社によると、同社が開発した不正防止システムは、人工知能を駆使してオンライン受験者の挙動を観察するというものです。
具体的には、受験者には個別にウェブカメラを搭載して受験してもらい、顔認証技術などを利用して替え玉受験の可能性を防止。また、パソコン上に表示された目線の動きなどの挙動を人工知能が解析することで、カンニングなどの可能性を判定することも可能としています。
人の目によるダブルチェックか
もっとも、不正受験のような重要な問題を、AIに任せきりにすることはリスクが高すぎるのかもしれません。
同社は解析したデータについて試験終了後、社内スタッフによる確認作業を実施すると発表。また、実施機関の要望によっては、解析画像を機関側の職員に提供し、ダブルチェックを実施することも可能としています。
参照エデュラボ、AIでオンライン試験不正防止、英検にも/日本経済新聞