画像:ダイドードリンコ発表資料より引用
大手飲料企業のダイドードリンコ株式会社は2020年7月、日本電気株式会社(NEC)が提供する生体顔認証技術を活用し、「手ぶらで購入できる自動販売機」の実証実験を開始したと明らかにしました。
ダイドードリンコによると、実証実験となる自動販売機にはカメラとパスコードの入力画面が搭載された、ユーザーを識別するというものです。購入者には事前にスマートフォンなどで決済情報を登録し、パスコード設定してもらうことで、文字通り手ぶらでドリンクを購入できるとしています。
時代に合わせた変化狙う
ダイドードリンコは生体認証による自動販売機のポイントとして、「財布やスマートフォンを持ち歩かずに済む」形式の実現を挙げています。
外出時にサイフやスマートフォンを持ち歩かない人は少ないものと見られますが、一方で作業内容やセキュリティ上の制約からスマートフォンなどを携帯しにくい屋内環境(工場やオフィスなど)においてはニーズが期待されるものと見られます。
参照日本初!自動販売機で“手ぶら”購入が可能に自動販売機での顔認証決済サービスの実証実験を開始 NEC の顔認証技術を活用/ダイドードリンコ