東京都の麹町署は2019年8月21日、無許可で皇居に向けてドローンを飛ばした69才の男性を、航空法違反の容疑で書類送検したと明らかにしました。
皇居周辺はドローン規制法や航空法により、許可を得ずに飛ばすことが禁止されている区画です。男性は東京都千代田区の丸の内公園にて約6分間ほどドローンを操縦していましたが途中、付近の通行人による注意を受け発覚しました。
警察当局によると、男性は「(禁止区域と)知っていた」と供述。容疑も認めているとのことです。
知っていますか?原則飛行できない「仕様」
現在製造されているドローンは、禁止区域を飛行できない仕様になっています。
例えば、ユーザーが皇居に向けてドローンを差し向けようとしても、システム側の規制によりプログラムが組まれているという話です。過去、ドローン飛行に関するトラブルや事件が相次ぎ、メーカー側が規制をかけました。
ところが、上記のようなドローンの飛行規制は、大手メーカーの製品に限った話です。男性はネットで禁止区域を飛行できる期待があると知り、海外のマイナーメーカーの機体を購入。実際に飛行できるかテストする目的で、犯行に及んだものと見られています。
警察当局が男性の機体を調査したところ、特定の施設に侵入したなどの証拠は、記録されていませんでした。
参照北の丸公園で無許可ドローン飛行 69歳男性を書類送検/Yahoo!ニュース