トヨタの海外子会社「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(Toyota Research Institute)」は、2018年10月の使用開始を目標に、自動運転の研究開発を行う新たなテスト施設を建設する計画を発表しました。
同社によると、該当施設はアメリカ中西部のミシガン州内の敷地約24万㎡を使って建設する予定とのこと。トヨタグループの新たなチャレンジに注目が集まっています。
公道実験が難しい道路状況を再現
同社は建設予定の施設において、特に混雑エリアや道路状況の実験を行う見通しです。同社は現在専用施設を保有しておらず、今回が初の試みとのこと。
混雑した都市交通を再現したり、凍結などによる滑りやすい路面など悪条件を再現。公道実験では危険が伴う走行試験も円滑に進むものと期待されています。
公道実験も再開の見通し
自動運転の公道試験は現在、ウーバーテクノロジーズの自動運転死亡事故事件を受けて、一部企業を除き多くの企業が停止に追い込まれている状況です。
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ところが、トヨタ自動車は「(開発が順調に進めば)数週間以内に再開する予定」としており、自動運転の開発に積極的な姿勢を崩しません。
欧米企業が足踏みをする中の決断に伴い、同社の自動運転の開発に期待が寄せられています。
参照トヨタ 自動運転車開発へ新施設 米・ミシガン州に/Yahoo!ニュース

