試薬の投入や機器操作可能!精密動作可能なヒト型ロボット「まほろ」、ロボット未来創造センターに登場

画像:東京科学大学(Science Tokyo)より引用

東京科学大学は2026年4月15日、湯島キャンパスにてヒト型ロボットを導入した新たな研究拠点「ロボット未来創造センター」開所式を行いました。

ロボット未来創造センターは、2本の腕を備えた汎用ヒト型ロボット「まほろ」が計7台導入された先進研究拠点です。各ロボットはボックス型の区画内で、遠心分離機や冷蔵庫などの実験機器に囲まれた環境に配置され、あらかじめ設定された手順に従って作業を行います。「まほろ」は精密稼働が可能なアームを使い、試料の取り出しや試薬の投入、装置の操作を担当。細胞培養や遺伝子解析など生命科学分野の実験を担うことで、実験の再現性向上や人為的ミスの抑制、省人化への効果が期待されています。

ロボット未来創造センターは、単なる自動化設備にとどまらず、AIと連携した次世代の実験基盤の構築も視野に入れています。実験結果の評価を踏まえて、自律的に次の手順を計画し実行する仕組みの研究開発を進める方針で、将来的には全自動で研究を進める体制の実現を目指しています。さらに2040年にはロボットを2千台規模まで拡大する構想も掲げ、日本発の研究インフラとして国内外の実験需要を支える拠点へ成長が期待されています。

参照ロボット未来創造センター 開所式および記念シンポジウム|東京科学大学