画像:PR TIMES(山梨県)より引用
山梨県は2025年8月27日、世界で初めての有機薄膜太陽電池をブドウ栽培に活用する実証実験を発表し、現地説明会を開催しました。
実証実験は、厚さ0.3ミリの有機薄膜太陽電池を20枚組み合わせ、計6平方メートルをブドウ棚の簡易雨よけに設置するというものです。発電した電力をバッテリーに蓄え、夜間にLEDを果房へ照射する仕組みを導入したところ、昼間は透過光により光合成を確保しつつ発電を行い、夜間は人工光で補うことで、従来の反射資材以上の着色効果が確認された、としています。
有機薄膜太陽電池は軽量かつ柔軟で光を透過するため、農作物の育成と発電を両立できる点が特徴です。従来の太陽電池は不透明で硬質なため農地での利用は困難でしたが、新技術により果樹園やビニールハウスでの実装可能性が広がっています。研究者は「発電と栽培を融合させる新たな概念『ソーラーマッチング』」と位置づけ、再生可能エネルギーと農業技術の接点と位置づけています。
山梨県は本実証を2027年まで継続し、成果を水素利用による加温試験などと組み合わせ、カーボンフリー農業モデルの構築を目指す方針を示しました。太陽光発電を農業現場で直接活用する技術体系が確立されれば、再生可能エネルギーの地域内循環と高付加価値農業の両立が期待されます。
参照世界初!山梨県、有機薄膜太陽電池を活用したブドウ栽培の実証試験を公開|PR TIMES(山梨県)





