画像:ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社より引用
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は2025年8月25日、米国コロラド州レイクウッド市およびカリフォルニア州サンノゼ市において、独自のエッジAIセンシング技術「AITRIOS」を活用したスマートシティ実証実験例を発表しました。両都市での取り組みは、2025年8月24日~2025年8月28日、米国アトランタで開催される国際会議「ITS World Congress」において紹介されます。
実験の中核を握る「AITRIOS」とは、ソニーのイメージセンサーとAIを組み合わせたエッジAIプラットフォームです。人や車の写ったデータをクラウドに送らずに、センサーやカメラなど端末側でAIが「数値化された情報(メタデータ)」化処理を行うエッジAIを取り入れることで、都市の交通状況をリアルタイムに把握しつつ、情報収集にあたって生じるプライバシー問題を解消できる点が特徴です。通信負荷を減らしながら多数の感sにカメラ等の情報を迅速に判断することができるため、「交通死亡事故ゼロ」や「渋滞問題解消」など様々なアプローチが期待されています。
同社は例として米レイクウッド市での事例を挙げています。同社によると、レイクウッドでは交通事故の多い交差点や道路区間を対象に、歩行者や車両の動きを天候や時間帯に左右されず高精度に検知する実証が進行中。同市は「交通死亡事故ゼロ」を掲げており、今回の実験は交通弱者の安全性向上につながる施策として位置付けられています。
また、米サンノゼ市でも実験が行われました。サンノゼでは、従来の数日間の現地調査では得られなかった長期的かつ継続的な交通データ収集を実現。AIセンサーが設置された常設型モニタリングシステムにより、車両の台数や進行方向、歩行者や自転車の動きまでを95%以上の精度で把握可能になったとしています。交通渋滞対策やインフラ整備計画をより適切に立案できるほか、横断歩道の安全監視や駐停車スペースの管理、不法投棄の検知など、幅広い都市課題への応用が期待されています。
ソニーは、今回の実証を通じて都市交通の「見える化」を進めることで、安全で効率的な街づくりを支援していく姿勢です。事故の減少や渋滞緩和といった日常的な安全・利便性の向上が期待されます。
参照米国レイクウッド市とサンノゼ市でのスマートシティ実証実験を実施|ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社





