画像:愛知県より引用
愛知県はこのほど、全国で初めてとなる大型観光バスタイプの車両による高速道路上での自動運転実証実験を、2025年8月~2025年11月にかけ実施すると発表しました。
愛知県によると、実験は中部国際空港へのアクセスルートである大府パーキングエリア~中部国際空港までが予定されています。投入される車両には三菱ふそう製の大型観光バス「エアロエース」をベースにし、先進モビリティ株式会社が自動運転技術を搭載したモデルで、安全上の理由からドライバー搭乗のもと、自動運転レベル2(運転支援)相当での走行実験が予定されています。
実証実験は、高速道路上での時速約80キロの速度域における走行安定性や自動運行率の検証に加え、今後のレベル4(特定条件下での完全自動運転)を視野に入れた課題の抽出などが目的で行われます。実際に運行するのは名鉄バス株式会社を幹事会社とする企業グループで、ビジネスモデルの検討や各種調査が行われる予定です。
愛知県によると、今回の実験は将来的にレベル4の実現を目指したものです。持続可能な公共交通の確立に向けた新たな一歩として行われるものと見られます。
参照2025年度自動運転車両の運行及び実証実験の実施について|愛知県





