ロボット同士の協調運行実証実験、アイサンテクノロジー

画像:アイサンテクノロジー株式会社より引用

愛知県のモビリティ関連事業者であるアイサンテクノロジー株式会社は2025年5月13日、京都スマートシティ推進協議会を代表とする共同体と共に、自動運転車両や配送ロボットなど複数のモビリティによる協調運行の実証実験を実施した旨、発表しました。

アイサンテクノロジーによると、実験は2025年2月~2025年3月にかけ、京都府けいはんな学研都市にて行われました。アイサンテクノロジーは、ゴルフカート型の自動運転車を提供し、さらにロボットや車両の動きを正確に連携させるための「位置情報連携基盤」の構築を担当しました。

実証実験では、同社のほかに株式会社Keiganや株式会社FUTUREが提供する合計6台のロボットが、混雑時の屋外・屋内を想定した環境で運用されました。6台のロボットは、人が往来するなか移動したり、料理の配達を行うなど、実際のサービスを想定した複数のシナリオに投入されました。結果、ロボット同士のお見合いやすれ違い、一部環境において課題があるものの、自動運転車とロボットが連携してフードデリバリーを行う様子などが確認されました。

アイサンテクノロジーは今回の成果を活かし、今後も多様なモビリティが協調して動くためのインフラ開発を進める方針です。街中でロボットや自動運転車が自然に活躍する未来の実現に向けた一歩を歩んでいます。

参照複数モビリティの協調運行に関する実証を実施しました|アイサンテクノロジー株式会社