画像:エイチ・シー・ネットワークス株式会社より引用
エイチ・シー・ネットワークス株式会社は2025年4月3日、実質完全自動運転であるレベル4自動運転車の社会実装に向け、通信環境の悪いトンネルや山間部を想定した複数の周波数による走行実験を実施しました。
同社によると、実験は自動運転群馬モデルコンソーシアムの構成員である日本モビリティ株式会社の委託を受け、群馬大学のキャンパス内で行われました。実験は920MHz帯、2.4GHz帯、5.6GHz帯の3種類の通信周波数を用いて、スループットやレイテンシー、ローミング特性など、自動運転車と無線基地局の通信環境を検証するというものです。
同社は実験結果について、2.4GHz帯と5.6GHz帯の2周波において、スループットおよびレイテンシーにおいて目標を上回る結果が得られたとしています。しかしながら、920MHz帯においては一部基準に達しないものがあったとのこと。ローミング特性においては5.6GHz帯において特に良好な結果が確認されたとしています。
同社は今後、群馬県内の実際のトンネルや山間部において、更なる実証実験も計画。自動運転サービスの実現に向け通信信頼性の確保を支援するとしています。
参照エイチ・シー・ネットワークス株式会社、自動運転レベル4の実証実験を複数の通信方式で実施|エイチ・シー・ネットワークス株式会社

