赤外線カメラ搭載のドローンで闇バイトを防止│ACSLと境町が実証実験

画像:株式会社ACSLより引用

ドローン関連事業者の株式会社ACSLは2025年4月1日、境町(茨城)と協力し、近年猛威を振るっている闇バイトによる強盗や窃盗、不審者、不法投棄などを視野に入れた、ドローンによる防犯対策実証実験の実施および成功を発表しました。

ACSL社によると、実験は境警察署参加のもと、2025年3月31日と2025年4月1日の夜間に行われました。実験内容は見通しの悪い夜間に赤外線カメラを搭載したドローンを飛ばし、防犯の実用性を検証するというもの。実験ではヒトや車の動きを正確に検出できることが確認され、ACSL社は成功を発表しました。

境町とACSLは2025年3月24日に地域課題解決を目的とした包括連携協定を締結しています。今回の実験は協定に基づく具体的な取り組みの一つとのこと。使用されたドローンはACSLの小型空撮機体「SOTEN(蒼天)」と中型機体「PF2-AE」で、小雨が降る天候下でも明瞭な空撮映像の撮影が確認されました。

両者はドローンを利用した防犯体制の本格導入を目指し、さらなる実証実験を重ねていく方針です。

参照ACSL、茨城県境町でドローンによる夜間見守り実証実験を実施|株式会社ACSL