画像:岡山大学より引用
岡山大学は2025年3月19日までに、犬型ロボットを活用した農作業支援の実証実験や体験会、地元就農者との意見交換会を実施しました。
岡山大学の取り組みは、内閣府「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環で、中山間地域の農業支援と地域活性化を目的に実施されたものです。体験会は高知工科大学の教授らが犬型ロボット「Spot」を用いて農場内をマッピングし、音声認識で指示したトラックまで自動的に籠を運搬する様子を披露するというものです。また、「おかやまテックガレージ」に所属する学生チームが、四足歩行ロボット「Unitree Go2」の機動性や操作技術をデモンストレーションし、ロボットが傾斜地や不整地でも安定して移動できる性能を示しました。
実験後には地元就農者との意見交換も行われました。農作業の負担軽減や防犯・鳥獣害対策など、農業における複数の課題についてロボットによるアプローチに期待の意見が挙がりました。岡山大学は今後、地域農業との連携を深め、最新技術の活用を通じて持続可能な農業の実現を目指していくとしています。
参照久米南町で犬型ロボットによる農作業支援実証実験と就農者との意見交換を実施|岡山大学

