自動運転車事故発生の熊本市、再度の自動運転実証運行

画像:熊本市より引用

熊本市は2025年3月17日、市内の熊本城周辺の約5キロメートル区間で自動運転バスの実証実験に先立ち、出発式を開催しました。

市が実施する実験は、「自動運転レベル2」相当の機能を搭載した車両により、2025年3月21日~2025年3月31日うち合計5日間、1日あたり6便を運行するというものです。車両は原則として自動走行を行いますが、安全上の理由からオペレーター(乗務員)が常時乗車し、必要に応じて手動介入を行うシステムを採用しています。

熊本市では以前、自動運転車が公道走行中に他の路線バスと接触する事故が起きています。今回の実験は事故の影響を受け、予定より1カ月延期での実験です。

2025年3月17日に行われた出発式では、熊本市長はバスの運転手不足や安全性との両立について、コメントしました。熊本市は今後も実証実験を継続し、将来的には完全自動運転が可能な「自動運転レベル4」での運行実現を目指すとしています。

参照自動運転バスの実証運行について|熊本市