画像:京王電鉄より引用
京王電鉄は2025年3月7日、「日本一安全でサービスの良い鉄道」の実現に向け、自動運転設備を活用したワンマン運転の実証試験の開始を発表しました。
実証試験は、井の頭線において自動運転設備を搭載した井の頭線1000系を走行試験車両として採用し、3月中旬より回送列車にて実施されます。目的は出発制御、駅間走行制御、定位置停止制御(TASC)などを備えた自動運転システムの安全性および安定性の検証に加えて、自動運転時における乗務員の業務や動作を確認するというもの。試験場所は営業キロ12.7kmにわたる井の頭線全線が対象で、昼夜を問わず走行試験が実施されるとのこと。ただし、当面の間は通常の営業運転においては運転士および車掌が乗務し、運転士による手動運転が行われます。
なお、同社によると、実験車両は通常のものと明確に区別できるよう、アクセントラインやシンボルマークが追加されます。また、ピクトグラムの配置や車両番号の表示位置も見やすい形に移設されるほか、乗務員室と客室間の仕切り窓を拡大し、乗客が前面展望を楽しめる工夫も施されるとのこと。同社は技術革新の促進を通じてサービスの向上などに努め、持続可能な鉄道事業の構築を目指すとしています。
参照3月中旬から自動運転(ワンマン運転)の実証試験を開始します|引用メディア名

