画像: AeroFlexより引用
筑波大学発のベンチャー企業、合同会社AeroFlex(茨城県つくば市)は2025年3月7日、ドローンを完全無人で運用できる「ドローン定時飛行システム」実証実験の成功を発表しました。
AeroFlexによると実証実験は2025年1月に埼玉県鳩山町で行われました。内容は、あらかじめ設定された時刻とルートに従い、ドローンが人手を介さずに自動で離陸・飛行を行い、指定された着陸地点に移動するというものです。さらに自動帰還やワイヤレス充電など継続運用に欠かせない作業も完了し、一連の動作が「運用可能なレベル」に達したことが確認されたと発表しました。ドローンの定時飛行が完全無人で実施可能となる見通しが立った形です。
AeroFlexは、同システムの実用化を目指し、自治体によるパトロールや設備点検、農業分野における圃場センシングなどでの活用を視野に入れています。また、実用化後はリース形式での提供も計画し、人手不足の解消やコスト削減など、幅広い分野で社会課題の解決に役立てられることを期待しています。
なお、今回の実験にあたって、ワイヤレス充電技術ではビー・アンド・プラス社、ドローン本体の開発ではTask社と連携を図ったことも明かされました。AeroFlexは引き続き、実証実験の成果をもとに、さらなるシステムの精度向上と実用化に向けた取り組みを加速していく方針です。
参照筑波大発ベンチャーのAeroFlex、「ドローン定時飛行システム」の実証実験に成功| LOGI-BIZ online.

